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本の紹介

サークル 猟奇犯罪捜査班・厚田巌夫 ネタバレ・考察

投稿日:2018年7月14日 更新日:

猟奇犯罪捜査班シリーズの外伝「サークル 両犯罪捜査官・厚田巌」を読みました!

なみンゴ
いやー、面白かった

内容としては厚田刑事と検死官である死神女史(石上妙子)が夫婦だった時のお話をまとめたもので、猟奇犯罪捜査班シリーズを読んでいる人ならわかる通り二人は離婚するんですよね。

具体的にどんな話が書かれていたのかというところをまとめてみました。

ネタバレを含みます!

 

パンドラ 猟奇犯罪捜査班・石上妙子の続きだけど冒頭から既に二人は夫婦

この話は同じく外伝である「パンドラ 猟奇犯罪捜査班・石上妙子」の続編です。

 

法医昆虫学者のジョージと恋人関係にあった石上妙子はお腹にジョージとの子を宿します。

しかし、ジョージは自分の母親を殺し、自分の部屋にその遺体を置き、死骸に群がる虫を飼うという異常者だったんですよね。

 

妙子と厚田刑事でその遺体を見つけたのがパンドラでの話で、サークルでは二人は既に夫婦となっており、厚田刑事の官舎で新婚生活をスタートさせていました。

妙子が妊娠6ヶ月の頃に厚田刑事からプロポーズをし、入籍して数ヶ月経ったものの二人には体の関係はありませんでした。

だからか、終始ちょっとしたぎこちなさが二人の間に漂います。それが微笑ましいところもありましたが。

 

厚田刑事はお腹の中の子はジョージとの子だと理解した上で妙子と夫婦になり、お腹の中の子の父親になろうと決意していたんですよね。

なんだか厚田刑事らしいというかなんというか。

 

厚田刑事が追うのは警察官一家惨殺事件(魔法円殺人事件)

本編の方では次巻が最終回とのことで、物語がクライマックスにさしかかっています。

そこに過去の警察官一家猟奇的殺人事件として「魔法円殺人事件」の話が出てくるのですが、サークルではこの事件を厚田刑事と死神女史が追う様子が書かれています。

 

両親二人の子供の4名が無残に殺され、床に並べられいた上に心臓をくり抜かれているというかなりショッキングな事件でした。

輪のように並べられた遺体の真ん中には4名の心臓が置かれており、魔法陣のような円も描かれていました。

 

「四名は服の上から胸を裂かれ、肋骨を折られた後、刃物で心臓を抉り出されていた。肋骨を折るのに使われたのは5キロの鉄アレイで、渡辺晋平の私物であることが確認されている」

〜中略〜

「遺体は血で描かれた輪の中に置かれていた。状況からして、遺体を置いた後に描いたものである。犯人はオモチャのバケツに血を受けて、そこに手袋をした手を浸したものである。犯人はオモチャのバケツに血を受けて、そこに手袋をした手を浸し、床に直接輪を描いた。何を意味するものかは不明だ。」

引用:サークル 猟奇犯罪捜査班・厚田巌夫

 

かなり凄惨な現場だったのですが、犯人はかなり手馴れていたのか、証拠が何も見つかりません。

後でわかったことですが、被害者が失血死しない程度に調整して切りつけていたということが死神女史によりわかっているので、被害者たちは意識がある中で体を切られたことになります…。

捜査は難航します。

 

警察官一家惨殺事件の剣士に死神女史が立ち会っていた

妙子と連絡が取れない厚田刑事は、被害者の検死を行う場で顔色の悪い妙子と出くわします。

なみンゴ
死神女史はもうすぐ出産という大事な時期に、この凄惨な事件の被害者の検死に立ち会っていたのです…

しかも教授が不在だったので、実際に事件のあった現場にまで検視に足を運んでいたのでした。

まさかあんなにひどい現場だとは思わなかったと語る死神女史。

お腹の子供に悪影響がないわけがありませんよね。。

 

お腹の子が亡くなった。子宮内胎児死亡と診断される

死神女史のお腹の中に宿った子が、子宮の中で死亡してしまいます。

強制的に陣痛を起こし、子供を出産する死神女史。

産んだ赤ん坊を抱きしめます。

へその緒が首に絡んで死んでしまったとのことでした。

 

その後、二人だけで赤ん坊を法要するのでした。

 

廃人と化しているジョージに会ってほしいと教授に頼まれる妙子

人間としては異常だけど、法医学者としては優秀。だからこのまま放っておくことはできないと、妙子はジョージを評価します。

厚田刑事としては複雑です。

ジョージは妙子の元恋人ですからね。

 

逮捕されてから生きる意志をなくしたジョージは、東京拘置所の施設内にある病院に収監されていましたが、より専門的な処置を行うために都内の大型の病院に移されていました。

ジョージと妙子の関係を知らない両角教授は、妙子ならジョージは心を開くかもしれないと面会を依頼します。

 

そして、実際に妙子と面会を果たしたジョージは廃人と化して全く動こうとも喋ろうともしなかったのが嘘のように、普段通りの快活な様子を見せます。

監視をしている刑事も教授も、同席した厚田刑事も驚きを隠せません。

 

ジョージが検体から見つけた寄生虫により、事件の真相に迫る

「魔法円殺人事件」の犯人かと思われた溺死体の検体をジョージに託した妙子。

結果、検体から見つけた寄生虫により、その溺死体は「魔法円殺人事件」の犯人ではないと推測する妙子。

廃人のように見えたジョージが実際に捜査の役に立っていることにも複雑な気持ちになる厚田刑事。

 

 

明日何が起ころかわからない、だから怖いと話す妙子

ストレスによる心臓突然死の男性の解剖をした妙子。

「明日の保障なんか何もない」「なんだか急に強くなった」と厚田刑事に話します。

それから「私たち、どこか変だわ。そうでしょう?」と話す妙子と厚田刑事は初めて体を重ねます。

そして次の日の朝、妙子の姿は部屋にありませんでした。

数日後に離婚届を持った妙子が現れるだろう、そう予感した厚田刑事でした。

 

妙子は検視官として生きることを選んだんだろうな、と予想

厚田刑事がプロポーズをし、その後何がどうなったかわからないが入籍していたと冒頭にありました。

妙子の方も厚田刑事に惹かれていたところはあったように見えますが、「妻」として生きるよりも「検死官」として選んだように見えました。

 

もし、子供が何事もなく生まれていたら違いましたよね。

西洋人の血が入っている子供はもちろん父である厚田刑事には似ていないだろうし、父親が異常な人間であるジョージという事実もあるため、子供を育てる上で困難はあっただろうと思います。

それでも、子供が生まれていたら妙子と厚田刑事が離れることはなかったんじゃないかなと予想します。

 

子供を宿したことによって、検死官としての使命に目覚めたようにも見えます。

 

 

さて、本編のBURNは2019年の1月に発売されます!

どういう終わりを迎えるのか、とてもワクワクしますね!

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