会社のホームページ(Webサイト)を制作する際に制作会社に依頼するとして、どこにどうやって頼めばいいのか。また、いい制作会社の選び方ってわからないですよね。
なみンゴ
ということで、実際にWebサイト制作会社でWebデザイナー・Webディレクターとして働いていた経験のあるなみンゴが、制作会社の選び方について解説いたします!
Webサイトの制作料金ってあるようでないもの。
また制作会社によって得意・不得意分野があったりするので、そこをしっかりと見極め、最終的にこんなはずでは…と後悔のないような制作会社を選んでいただけたら私も幸いです。
制作会社を見極めるポイント
- 制作会社のサイトは信頼できるものかチェック
- 営業担当者にWeb知識はあるか?
- 担当者の引き継ぎはどうなるか?
- 何がいくらかかるか、時間がどのくらいかかるか明記されているか?
- なんでもできると言い切ってないか?逆にできないことが多すぎないか?
- ドメイン・サーバーの管理はどちらが管理するのか?
- 公開後の保守はどうなる?修正や追加の対応ははっきりしているか?
- 大手広告代理店・制作会社だから安心とは限らない
- 必ず上位表示できると明言してしまっているところは危険
この記事の目次
制作会社のサイトは信頼できるものかチェック
- SSL化されているか?
- 今時Flashで作られていないか?
- レスポシブウェブデザイン(RWD)になっているか?
- 制作実績はしっかりあるか?
その制作会社の実力自社サイトを見ると、だいたい実力がわかります。
なみンゴ
どの制作会社も、自社サイトは後回しになってしまうものなのである程度は仕方ないのですが…
詳しく見ていきましょう。
SSL化されているか?
AOSSL(常時SSL)が必須になってからしばらく経ちましたね。
<div class=”concept-box1″><p>SSLとはSecure Sockets Layerの略で、インターネット上でデータを暗号化して送受信する仕組みを言います。</p></div>
詳しくはこちらをご覧ください↓↓
https://hareru.site/ssl/
自社サイトがSSL化されていないのであれば、ちょっと疑ったほうがいいです。
古い会社で、Webに関する知識があまりない制作会社の可能性があります。
なみンゴ
例えば元々は印刷会社で最近になってWebサイト制作を始めた会社とか
今時Flashで作られていないか?
ほとんどないと思うのですが…Flashで作られていたり、ほとんど画像しかなく文字情報がない自社サイトであれば依頼は絶対やめたほうがいいです。
期待できるWebサイトを制作できない会社であると判断したほうがいいです。
レスポシブウェブデザイン(RWD)になっているか?
以前は閲覧者が個人の場合はパソコンよりもスマホ(携帯)でサイトを閲覧する機会が多いため、スマホ対応をして見やすいサイト作りをするべきだと言われてました。
ですが時代は変わり、個人向けでなく企業向けのサイトであってもスマホ対応は必須です。
とうのも、Googleが2018年3月27日よりモバイルファーストインデックス(MFI)を開始したからです。
今までパソコン版のコンテンツが検索順位のランキング付けに使用されていましたが、MFI適用後からは、反対にスマホサイトのコンテンツをもとにランキング付けが行われます。
これまで、Google のクロール、インデックス、ランキング システムでは、主にデスクトップ版のコンテンツが使用されてきました。そのため、その内容がモバイル版と大きく異なる場合、モバイル検索ユーザーに問題が発生する可能性がありました。 モバイル ファースト インデックスとは、モバイル版のページをインデックスやランキングに使用し、主にモバイル ユーザーが探しているものを見つけやすくすることを意味します。
参考「モバイル ファースト インデックスを開始します」(Google Webマスター向け公式ブログ)
Web幹事というメディアでレスポンシブデザインについて書いているので、よかったらこちらも参考にしてくださいね!
レスポンシブデザインの参考事例探しに最適なサイトを総まとめ!
制作実績はしっかりあるか?
制作実績がしっかり掲載されていることはもちろん、納得できるサイトがなければその制作会社に依頼することは避けた方が無難です。
0からデザインを作る制作会社は少なく、だいたいイメージするのはどんなサイトですか?と既存のよそのサイトを参考サイトとして聞かれます。
このようなサイトが作れるかどうか?とある程度イメージを固めてから問い合わせをすると失敗が少ないです。
なみンゴ
ただ、参考サイトを伝えるとその参考サイトまんまに作られてしまうこともあるから注意
自社サイトを見ることで得られる情報はたくさんありますね。
続いて、それ以外での見極めポイントをお伝えします。
営業担当者にWeb知識はあるか?
最初に打ち合わせをするのが営業担当者です。
「営業」とは言わずに、Webプロデューサーとは、Webディレクターという肩書きの人がくるかもしれません。
なんでもいいのですが、大事なのがその人にWebに関する知識があるかどうかです。
この担当者にWeb知識がないと、こちらが意図した機能・デザインが制作担当者に伝わらずに残念なWebサイトが出来上がってしまう可能性が非常に高いです。
Webサイトは複数の担当者が制作に携わります。
制作担当者にそもそも正確な情報が伝わっていないばっかりに残念なサイトができてしまうという場合もあります。
なみンゴ
正確な情報を伝えるためにはWeb知識が必要な場合も多いです。クライアントと製作者の仲介の立場となる担当者が最低限なWeb知識が必要な理由この辺です
担当者の引き継ぎはどうなるか?
契約前と契約後に担当者が変わる場合は注意が必要です。
言っていたことが反映されていない、打ち合わせの際に話ししていた内容が引き継がれていない場合があるからです。
一口にWebサイト制作といってもページ数が多かったり、仕様によっては細かい要望があったりしますよね。
そういったものの引き継ぎが曖昧な場合があります。
契約前と契約後で担当者は変わるのか、また変わるのであれば契約内容にしっかりこちらの要望が組み込まれているのかは確認した方が安全です。
何がいくらかかるか、時間がどのくらいかかるか明記されているか?
TOPページのデザイン料はいくら、コーディング料はいくらと明記した見積もりを提出してもらうのが理想です。
また、デザイン制作の流れ、修正ができるのはいつのタイミングまでで何回までか、デザインのラフはどの程度のものを何案出してもらうのか、次提出までにはどのくらいの期間がかかるのか明示してもらった方が安全です。
時間ばっかりかかるのに出てきたものは素人がエクセルで作ったようなデザイン、しかも修正をするには料金がかかる…なんていう失敗例もあったりしますので…。
なんでもできると言い切ってないか?逆にできないことが多すぎないか?
なんでもできると言い切られることは頼もしい反面、ちょっとシステム的に入り組でいたりで難度の高いものでもよく考えずにできると言い切られると怪しいと考えた方がいいです。
仕事を取りたい一心で、あまり深く考えずにできると言い切っている可能性もあるので…。
逆にあれもこれもできないと言われるのも問題ですね。
なみンゴ
古い制作会社だと柔軟な対応が難しいという印象です。おそらく技術的な問題でスキル不足なのかなと
やはり複数の会社に見積もりをとること、打ち合わせをすることは必須ですね。
ドメイン・サーバーの管理はどちらが管理するのか?
ドメイン・サーバーは制作会社が管理する場合が多いのですが、何かトラブルになった時にこれだと不利です。
なみンゴ
悪質な制作会社だとサイトを勝手に消したりするから!
ということで管理は向こうに任せるにしても、こちらでもアクセスできる状態にしておくのが安全です。
また、サイトのバックアップも必須です。
こちらで何かの手違いがあってサイトを消してしまった、表示の崩れを起こしてしまった際にそれを直すのにも料金がかかります。
バックアップがあればその手間も省けるので、その辺りはどのようなサポートになっているのかも確認してくださいね。
公開後の保守はどうなる?修正や追加の対応ははっきりしているか?
Webサイトは公開して終わりではありません。
使用していると使いづらい点がでてきて、もっとこうしたいと変更・修正したい場合があります。
これにはどの辺りまで対応してくれるのか確認した方がいいです。
集客を目的としているならサイトの更新は必須ですので、その辺りはどのようにサポートしてもらえるのかも確認してくださいね。
なみンゴ
この辺りがさらっと契約書に書かれているけど説明がないという場合もあるので確認は必須です!
大手広告代理店・制作会社だから安心とは限らない
Webサイトの制作に限った話しではありませんが、大手に頼んだら安心!なんてことはありません。
SEO業者は詐欺ばかり。たとえ東証一部上場でも。
以前、GMOという会社から連絡があり、コンサル50万円だというのでお願いしてみたら、700文字ほどのゴミ記事を10記事納品されて終わりだった。
これで、よく50万円も取るなと思う。当然、結果はゼロ。上場会社のSEOの実力はこんなもの。
— 深井良祐@ポータルサイトビジネス (@portal5115) 2018年10月10日
真偽のほどはわかりませんが、こういう口コミもあったりします。
制作会社でSEOは任せてほしい!と断言してしまうような会社は確かに怪しいな、とは思います。(経験談)
大手に依頼しても、結局下請けでどこかわからない他所の会社に仕事を依頼している可能性もありますし。
それよりは実際に担当者と顔を合わせられるぐらいの規模の会社が安心かもしれませんね。
必ず上位表示できると明言してしまっているところは危険
「上位表示できます!」と明言しているとなんとなく「すごい!」と思ってしまいますよね、よくわからないから。
でも、何のキーワードで上位表示できるかが肝心です。
三重県のカフェなのに、北海道で「人気 ラーメン屋」というキーワードで上位表示されても意味ないですよね。
またホームページはブランドの認知などが目的であればサイトを訪れてもらうだけにも価値がありますが、商品購入や集客を目的にしているんであればどんなキーワードでサイトを訪れてもらうかも重要です。
それを無視して「上位表示できます」とうたっている会社は怪しいな、と思います。
なみンゴ
しかもSEOにおいて必ず上位表示できると言い切れるのが嘘くさい。SEOに絶対的な正解はないので…
「弊社でWebサイトを作れば上位表示が可能です!」と自信満々に言う営業さんがいたらご注意ください…
SEOもいろんなテクニックがありますが、そもそもGoogleのウェブマスター向け公式ブログの存在さえしらないWebデザイナー、Webディレクターもいますしね…
こんな記事もあります>>「SEOに効果的なディスクリプション、キーワードの入れ方」
まとめ
Webサイト制作が本業の私がなぜこのようなことを言っているのかと言うと、Webサイト制作って相場があってないようなものなので、本当はそんなに価値がないサイトでも高額な料金を請求している場合があるのを知っているからなんです。
また、そういう制作会社で働いていた経験もあり、社員としてこれでいいのかな、、ともやもやしていたというのも理由の一つです。
丸投げにできたらいいのですが、丸投げをいいことに本来は支払わずに済む料金を請求される可能性もあります。
ある程度知識をつけて業者を選ぶと失敗せずにすみますよ^^
どうやって制作会社を選べばいいのかわからない…ということであればWeb幹事がおすすめです。
なみンゴ
Web幹事は発注者とweb制作会社のマッチングサービスで、日本中の制作会社を一括検索できちゃいます。
業界・目的ごとに制作会社を検索できますし、Webサイト制作を発注する際に知っておくべき情報が網羅されています。
制作会社を見極めるポイント
- 制作会社のサイトは信頼できるものかチェック
- 営業担当者にWeb知識はあるか?
- 担当者の引き継ぎはどうなるか?
- 何がいくらかかるか、時間がどのくらいかかるか明記されているか?
- なんでもできると言い切ってないか?逆にできないことが多すぎないか?
- ドメイン・サーバーの管理はどちらが管理するのか?
- 公開後の保守はどうなる?修正や追加の対応ははっきりしているか?
- 大手広告代理店・制作会社だから安心とは限らない
- 必ず上位表示できると明言してしまっているところは危険