根拠のない自信がある人はむかつくけど一番幸せな人

エッセイ
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数年前、テレビタックルにて若手評論家の古谷経衡(ふるや つねひら)さんを論破したことで話題となったひろゆきさん。

なみンゴ

ひろゆきさんに対して世間は賛否両論の意見を持っているかと思いますが、こちらの方の著書「無敵の思考」をご紹介します〜

ひろゆきさんとは?

本名:西村博之。

1976年、神奈川県生まれ。中央大学に在学中、アメリカに留学。1999年にその留学先でインターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、初代管理人になります。

株式会社ニワンゴ(現ドワンゴ)にて「ニコニコ動画」を開始、東京プラス株式会社

代表取締役、有限会社未来検索ブラジル取締役など、多くの企業に携わりました。

2015年には英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。

「自信がある人」の方が人生は楽しい

あなたの周りに、根拠のない自信を持っている人っていませんか?

特に学歴が高いわけでもなく、見た目がいいわけでもお金持ちであるわけでもない。
なのに彼らには「根拠のない自信」があります。

お金があるないにかかわらず、幸せそうに生きていたり楽しそうだったりする人は、「根拠のない自信」を持っています。

(略)

たとえば、全然知らない人が10人集まったとします。そのときに何か全員でやらなきゃいけないことがあったとしたら、主導権を握る人は「自信ありげにしゃべる人」です。

学歴が高かったり、実は賢かったりしても、おどおどしゃべる人は主導権を握れないわけです。

無敵の思考 ――誰でもトクする人になれるコスパ最強のルール21

 

例えば東京大学出身のエリートがいたとします。
大手の企業に入ったそのエリートは「根拠のある自信」を得ることができます。

しかし、このエリートが後に会社をクビになってしまったら、その瞬間にこの自信を失ってしまうのです。
拠り所としていたステータスがなくなってしまうからですね。

ですが、「根拠のない自信」がある人は強い。

その自信に元々根拠がないので、その自信は崩しようがないのです。

なので「根拠のない自信」を持っている人が最終的には一番強いし、ある意味幸せに生きれるよ…ということなんです。

他にも、自信ありげにすることのメリットについて、ひろゆきさんはこのように書いています。

錯覚の科学 (文春文庫)』(文藝春分)という本の中で、こんな心理実験を紹介しています。

正しいことを言う弱気な人と、間違ったことを自信満々に言う人で、どちらに従うかという実験です。

間違ったことを自信満々に言っている状況で、「あれ、こいつ間違っているな」と気づいている人もいるのですが、それでも自信を持っている人に対抗しようとしません。

結果、自信をもっている人が、物事を思いどおりに進められてしまうのです。

そして、自分の思いどおりに物事を進められる人のほうが、人生はやっぱり幸せになる確率が高い。つまり、無敵になれます。

無敵の思考 ――誰でもトクする人になれるコスパ最強のルール21

 

なので、「根拠のない自信を持つ」というのは、楽しく暮らす上ですごく重要であるとひろゆきさんは結論を出しています。

せっかくの人生ですから、自分の思い通りに進められた方がいいですよね。
ただ自信ありげにするだけで「この人は自信がありそうだ、きっと何か根拠があるはず。ここは従っておこう…」と思わせることができるのですから、実践しない手はないですよね。

また、自信なさげにする人よりも自信ありげに振舞う人の方が、異性でも同性でも魅力的に見えるのは事実。
変にいばりちらす必要はありませんが、卑屈になる必要もないという話ですね。

年上の言うことはとりあえず聞いておいて、外れていたら見下せばいい

ケースにもよると思いますが、相手が先輩の場合、本当に正しいかどうかを判断するだけの情報を自分が持っていないことが多いのではないでしょうか。

たとえば、就職したばかりの20代の人によくあるのですが、「こうしたほうがいいよ」と言われたときに、「そんなわけねえだろ」と思って従わないということです。

でも、わりとバカ正直に従ってみたほうが絶対にいいと僕は思います。「年上の言うことは聞いておく」というのが僕の中のルールとしてあります。

なぜなら、やがてその20代の人が先輩と同じ立場になったときに、「あ、あのとき先輩が言っていたのは、実は正しかったんだ」とわかるパターンと、「あいつ本当はバカなだけだったんだ」とわかるパターンの2つがあるからです。

前者であれば、それはそれでいいし、後者であれば自分の直感が正しかったことがわかるわけです。

無敵の思考 ――誰でもトクする人になれるコスパ最強のルール21

 

この「外していたら見下せばいい」という言い回しがいかにもひろゆきさんっぽいですね^^;

頭の良し悪しとは別に、先輩や年齢が上の人、同じ業界に長くいる人というのは、それなりに情報が多いわけで、まずはその情報の多い人の判断を仰いで従うという方が、自分で無理に考えて結論を出そうとするよりも、賢くて効率がいい考え方であるとひろゆきさんは書いています。

情報が少ない時には、「自分の頭で考える」ということが必ずしも正しいとは限らないということですね。

また、他人の指示を聞いてそれに従えばいいという状況というのは、非常にラッキーであるとも私は思います。

何かトラブルがあった時に、自分は指示に従っただけという立場がとれるからです。

これが自分の判断によるものとしたら、その責任も問われてしまうわけで、その指示が間違っていたとしても、全てが自分の責任になるという状況を避けることができます。

仮に、もしその指示が明らかに間違っているのでは?と思う時は言った方がいい時があるのでケースバイケースですが、自分はこう思うけどあなたがこういうのであればそれに従いますという、違う考えを持っていたけど出しませんでしたというアリバイを残しておくことが賢いやり方です。

なんにせよ、利用できるものはなんでも利用せよというひろゆきさんの考え方が、潔すぎて素敵ですね^^

楽しいと感じることを増やして、不快に感じることを減らすのがいい

「人はなぜ生きるのか?」を考えると「死ぬまでにできるだけ楽しく暮らすため」ってのが答えだと、今のところ思っています。

そのためには、自分が楽しいと思えるようように物事を変えてしまうのも含めて、長期的に楽しいと感じることをなるべく増やして、不快に感じることをなるべく減らすのがいいと思っています。

無敵の思考 ――誰でもトクする人になれるコスパ最強のルール21

 

さらっと書かれていましたが、印象に残る言葉です。

日々の中で苦痛やストレスを感じることはありませんか?そういったものを徐々に減らしていくべき…という話です。

仕事も恋愛も人間関係も、無理する必要はありません。不快に感じるものはどんどん切り捨てていけばいい。
これってすごくシンプルな考え方ですけど、自分が快適に生きるためにはとても大事な考え方ですよね。

まとめ

こちらの著書の最後には、こんな一文があります。

はいえ、この本は編集者の種岡健さんに、過去に書いたことや話したことをまとめていただいただけなので、ちゃんと自分で書いたのは「おわりに」だけなんですけどね。

文中の一人称が「僕」になっていたので違和感は確かにありましたけど、ひろゆきさんらしいですよね^^;
(ひろゆきさんの普段の一人称は「おいら」です)

日々の生活に疲れを感じていたり、悩みを持っていたりする人は一度読まれるとすっきりしますよ。
こんなにシンプルに考えていいのか…ってちょっと驚くはずです。

人生は死ぬまでの暇つぶし」という言葉があります。
これは漫画家であるみうらじゅんさんが最初に言った言葉ですが、他の漫画家が作中でキャラクターのセリフに使っていたので話題になったこともあります。

方の力を抜いて、もう少し楽にして生きたいものですね。

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